解業 – 鈴木育郎

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今回紹介するのは、2013年度の写真新世紀でグランプリを受賞した鈴木育郎さんの解業です。
この方、鳶(とび)職をされながら写真を撮られています。

※鈴木育郎さんについては、VICEのこのインタビューを読むとよく分かるかと思います。解業の写真も多く掲載されています。

2015年に発売された写真集の中で、断トツに最&高だと個人的に思っています。大好きです。

この写真集は、飯(めし)、仕事仲間、スナックのオネーチャン、風景、飯屋のおっちゃん、友人の女性、ご家族など、生活の中で撮られたいわゆる日常写真をまとめた一冊。と言ってしまうと普通すぎるんですけど、単なる日常写真ではないです。もっすごいです。

鈴木育郎さんの出身地、浜松市の遠州弁で言うと、「どヤバイ」です。

鈴木育郎さんの写真は、武骨。硬派。ど純粋。
混じりっけなしのとんでもないパワーが目から入ってきて全身ビクつかせます。
伝わってくるものの量感が違います。大爆発。
写真を見てるだけなのに五感がビシッビシと刺激されるわけです。特に匂い。冬の早朝の空気の匂いが、ほっかほかの飯(めし)の匂いが、男の匂いが、プンプンです。

これぞ、写真。カッコいい無骨な男の写真。

この写真集見てると、ホイップでデコレートした自作パンケーキの写真を「なう」とか言いながらSNSにUPしてる自分が情けなくなります。

最近の20代30代の写真はどれも似た感じでつまんないな!とか、もっと生々しいのが欲しいんだよ!みたいな事思ってる方には、刺さるかもしれないです。自分には刺さりまくりました。

ちなみ、写真新世紀を取ったら知名度が上がりまくりますから、プロの写真家として専業となって商業写真の仕事をする方も多い中、そんな時間はない。自分は自分の写真を撮りたい。みたいなことを以前読んだインタビューで仰っていて、写真も大好きですけど、そんなスタンスにも惚れました。

解業と書いて、ギゴウと読むらしい。解体業の略称かと思ってたんですけど、違うみたい(ダブルミーニングかもしれないけど)。業から解かれる。みたいな意味合いのようです。

おすすめです!手にとって見てほしい!

Amazonプライムでも買えるようですが、せっかくなので出版社の赤々舎(アカアカシャ)のECサイトから買ったらいいと思います。(サンプルで写真もいっぱい見れるしね!)

赤々舎の解業の販売ページ

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余談
この写真集、1年間で12冊出版する。みたいな企画だったようですが、1年経過したいま、2冊目すら出てきてません。個人的に最も期待して発売を待っている写真集なので、月1回で年12冊は難しいとしても、1年に1冊のペースで、なんとか続編を出してもらえないだろうか…。

赤々舎の解業の販売ページ

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